江黒真弓ブログ:オランダからの便り

江黒真弓ブログ:オランダからの便り

2014/06/06 オランダの景色

もうあっという間に6月。先月は半月以上夫がウィーンで仕事だったため、シングルマザーの生活を送っていました。 友人達の助けも借りながら何とかこなしましたが、やはりかなりな精神的プレッシャーと、体力を使い果たし、しばらく疲れが抜けませんでした。 そんな中、エダムでの仕事帰りとても夕日が綺麗だったので、ここにお届けします。平地が続くオランダ、ちょっとした絵画のような景色をお楽しみ下さい。 夏も近づき、なんと陽が沈むのは22時近くです。子供達はまだ明るいうちに就寝します。 緑の写真は、近所の森。こんな森が徒歩で行ける距離に2カ所もあるので、子供達と良く散歩に出かけます。 自然のエネルギーを取り入れるのは、何よりものストレス解消になりますね。

オランダの景色
オランダの景色

2014/04/23 チューリップの季節

やって来ました、チューリップの季節です!今年の冬は、暖冬だったので、去年よりも1ヶ月くらい早くに咲き始め、実は先週末くらいにピークを迎えていました。 まだ肌寒い日もあるのですが、天気が良い日が多く、家族で近くの湖畔までサイクリングに出かけました。これぞオランダ!な景色をお楽しみ下さい。

チューリップの季節
近くの湖畔

2014/04/04 ポルトガルでのコンサート

3月28日にポルトガルのリスボン近郊にあるQueluz(ケルース)宮殿で、Thalia Ensembleがコンサートをさせて頂きました。 王家の夏の離宮だったケルース宮殿は、バロック様式の豪華な作りで、そこにあるクレメンティー製フォルテピアノを弾きました。 その音の美しさを、数日たった今でも忘れられません。このピアノは15年前にアムステルダムのクリンクハンマー工房で修復されました。 その後誰にも弾かれる事無く、今年、低かったピッチを徐々に上げて、コンサートで使えるまでの状態に戻したそうです。 修復は丁寧にされており、そのクオリティーの高さに驚いたほどです。ただ、普段私が弾いているタイプのピアノとは構造が違っているので、 慣れるのに苦労しました。アンサンブルのメンバー達も、音の響きを楽しみながら演奏できたようです。
コンサートの次の日は1日フリーをもらい、リスボンの観光もしました。起伏のある地形、海、カラフルなタイル貼りの家。 同じヨーロッパでも文化が全然違い、興味深かったです。

Queluz宮殿でコンサート
Queluz宮殿でコンサート
リスボンの街

2014/02/13 音楽活動と子育てと

年が明けて、初回のブログが2月になってしまいました。こんなのんびりペースですが、少しずつ更新していきたいと 思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
2歳と1歳の年子育児は、体力と気力を消耗し、想像以上に自分の時間が持てないことに、日々格闘しています。 長男は何でも自分で、自分の思う通りにやりたい時期で、家のドアは全部自分が開閉しないと気がすまないようです。 言葉は大分増えて、日本語も話すのですが、どうしても環境的にはオランダ語の方が耳に入ってくるし、 オランダ語では短い文章も言えるようになってきました。
次男は数ヶ月前から歩き始め、いつもお兄ちゃんの後を追いかけて、一緒に遊びたいようです。 言葉も少しずつ話し始め、だいぶコミュニケーションが取れるようになってきました。 私は、二人が昼寝をしている間に夕食の支度をし、就寝後に後片付け、メールの返信やら、事務仕事をすると、 あっという間に深夜で、今日はピアノ弾かなかったなという日が何日も続きます。 そんな中で、二人で一緒に遊んでいる時の子供達の笑い声を聞くと、日々の育児の大変さは吹っ飛んでしまうが、とても不思議です。

コンサートのリハーサル
コンサートのリハーサル

練習時間がなかなか取れない日々の中でも、音楽のお仕事は待ってくれません! アントワープ音楽院でのレッスンも、数回に渡りやってきました。私もフォルテピアノを音大生に教える事は始めてなので、 どのように説明したらいいか、学生達のモチベーションをどう上げていかなくてはいけないかなど、試行錯誤しています。 でも、やりがいのあるお仕事に、毎回電車の旅も楽しみになってきました。
そして、3月にポルトガルでタリアサンブルとコンサートがあり、そのリハーサルも始まりました。 私にとっては2曲の新曲。知られざる作曲家のGrundのピアノ5重奏と Danziのピアノ5重奏。合間の自主練習も何とか間に合って、メンバーと一緒に演奏した時は、 一つの形を作り上げていく楽しさを、噛み締めながら弾けました。メンバーそれぞれがレベルアップしているし、 これまでの経験が着実に生かされていることが、とても嬉しいリハーサルでした。

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