江黒真弓ブログ:オランダからの便り

江黒真弓ブログ:オランダからの便り

2016/12/27 11月と12月の忙しいオランダ

11月と12月の忙しいオランダ師走の忙しない日々をお過ごしの事と思います。 オランダは11月を過ぎると、イベントづくしの忙しいシーズンが始まります。

11月11日は、シントマールテンのお祝い。
アメリカでのハロウィンのようなお祭なのですが、仮装はしません。日が沈んで暗くなると、かぼちゃをくり抜いたランタンや、様々な手作りランタンを持って、子供達は近所の家々のドアベルを鳴らします。そして、歌を歌うとお菓子がもらえるのです。私の子供達も、近所の同じ学校に通うお姉さん達と一緒に、ご近所さんを周りました。背がまだ小さい二人なので、一番前に陣取って、学校で習った歌を得意気に歌い、自分のお菓子袋に、キャンディーや、クッキーなどたくさん集めました。

11月末には、シンタクラースと言って、オランダ版サンタクロース、子供達の人気者が、お手伝いするピート達と(スペインから)やってきます。ボートが本当に入港してくるのですが、今年は見に行くことができました。写真をご覧下さい。たくさんの子供達がシンタクラースを出迎えます。一年間、いい子にしていたかによって、良い子には希望のプレゼントを彼の誕生日である12月5日に持ってきてくれます。家の中に靴を置き、そこにシンタクラースの馬であるアメリゴの為に人参やお水、希望のプレゼントを書いた手紙を置きます。そして、毎晩歌を歌ってから寝ます。朝起きると、靴の中には、人参が無くなって、クッキーやら小さいプレゼントが置いてあるのです。12月5日には、シンタクラースからのプレゼントを、お手伝いであるピートが家まで届けてくれます。
学校にも、シンタクラースはやってきます。子供達は、朝から楽しみにしていました。子供達の通うシュタイナースクールでは、実は親達がクラスの子供全員が同じプレゼントになるよう、手作りして用意するのです。今年は指人形でした。11月と12月の忙しいオランダオランダでは、一大イベント。毎年、義理の両親、兄弟と一緒にお祝いをしていますが、子供達は、シンタクラースのことを信じていますので、用意したプレゼントを隠すのが一苦労です。そして、韻を踏んだ詩をそれぞれのプレゼントに合わせたり、送る相手の一年をおもしろ可笑しく書いたりして、プレゼント交換します。

クリスマスは、友人や家族とカードを送り合い、主に家族でディナーを楽しむというのが、主流です。 クリスマスイブ24日ではなく、25日と26日が祝日となり、町の店も閉じてしまいます。このように、子供達のためのイベントが盛りだくさん。親の出番も多い月でした。

2016年も残りわずか。みなさんも温かく、良いお年をお迎え下さい。

2016/09/23 CDの批評

CDの批評お知らせが遅くなりましたが、キングインターナショナルから発売されています私のソロCD「Mozart ピアノソナタ、ロンド、変奏曲」が、 レコード芸術の特選盤に選ばれています。歴史ある誌上で好評を得られました事、とても光栄に思います。これからも色々な事に挑戦していきたいと心を新たにしました。 タワーレコード、HMV、アマゾンなどでもお求め頂けます。
オフィシャルフェイスブックページも、どうぞ宜しくお願い致します。
https://www.facebook.com/mayumieguro.fortepiano/

左の記事画像のPDFはこちらをクリックしてください。

2016/06/21 オランダでのコンサート

6月11日にオランダで企画した、子供のためのコンサートと、フルートとのデュオによるコンサートを無事に終了しました。
キッズコンサートは、モーツァルトを題材にお話しを混ぜての第2弾。楽器の説明をしたり、ミニフルートを配り、 モーツァルトのオペラ魔笛から、鳥刺しの歌に合わせて笛を吹いてもらいました。 キラキラ星変奏曲のテーマが、オランダでは誰もが知る歌になっており、それを一緒に歌ったりと、子供たちが楽しんでいる様子が伝わってきました。
夜は、フルーティストでご近所に住む、林祐代さんとのデュオコンサート。昼間とは一変し、大人な雰囲気に、、と言って、 解説を混ぜながら、和やかな会になったと思います。バッハの息子達の作品、モーツァルトとその息子の作品を取り上げました。 モーツァルトの息子もなかなか才能があったのね、というコメントをお客様から頂きました。 教会の音響にも助けられ、フルートの透明な音と、フォルテピアノの響きが良く溶け合い、演奏者も楽しめた一夜でした。 あと1回、デュオのコンサートを来週に控えています。

オランダでのコンサート

2016/06/06 明日館でのコンサートと日本滞在

あっと言う間に月日が経ち、もう6月に突入してしまいました。 4月末から3週間ほど、日本に帰国していましたが、このページにもお知らせさせて頂いた、自由学園明日館でのコンサートも、皆様の温かいご支援の元、無事に終了することができました。 そして、東日本大震災復興支援として24,000円、熊本地震へ170,110円と、たくさんの寄付を頂きました。本当にありがとうございました。
歴史のある明日館の空間と、オリジナルフォルテピアノの透明感のある響きが、本当に良く溶け合い、 今でも演奏中の沸き起こる閃きの感覚を忘れられません。主催して下さった、梅岡楽器サービスさんのブログにも載せて頂きました。実は、夫とのデュオのコンサートも2回やらせて頂きました。 また、日本で演奏できる機会を心待ちにし、日々努力を続けていきたいと思っています。
コンサート後は、家族と日本滞在を楽しみました。河口湖や、八ヶ岳、行田近辺では、吉見百穴なども訪れ、エネルギー補給。たくさんの同級生にも会え、充実した3週間でした。来週はオランダで、子供のためのコンサート、フルート林祐代さんとのデュオコンサートです。

梅岡楽器サービス ブログ
http://umeokagakki.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-b73a.html

明日館でのコンサートと日本滞在

2016/03/15 東京でのコンサートのお知らせ

4月28日(木)19時より目白にあります、自由学園明日館のラウンジホールにてソロリサイタルをさせて頂きます。 オリジナル楽器コンサートシリーズの第1回目として、1820年頃のドイツの楽器を使用します。 1921年フランク·ロイド·ライトの設計により建設され、現在、重要文化財に指定されてされています。 素敵な洋館での音響は抜群。魂の籠った古楽器の音色を、ダイレクトに伝えることができます。 オリジナルフォルテピアノの豊かな響きと気品溢れるウィーン生れの作品を、どうぞ聴きにいらして下さい。 詳細はコンサート情報、公式ホームページをご覧下さい。

・当サイトの「コンサート情報ページ」を開く。
・公式ホームページ http://www.h3.dion.ne.jp/~bergheil/clavichord/original/2016.html

2016/02/26 タリア・アンサンブル コンサート

2月17日にポーランド、ワルシャワのナショナルフィルハーモニーにて、タリア・アンサンブルの公演がありました。アムステルダムでリハーサルを入念にし、6人揃ってのコンサートが無事に終了しました。温かい聴衆と、ホールの皆さんのお心遣い。沢山の方々に支えられての演奏活動です。子供達は義母の家に宿泊してもらい、全部お願いしたので、彼女にも感謝です。ワルシャワには、ショパンの心臓が葬られている教会があり、そこを訪れる事も出来ました。祖国に帰りたかったショパンの願い、ポーランドに行き、それを少し感じられることができたのも、大きな収穫です。 同じ週の土曜日と日曜日には、タリア・アンサンブル トリオのコンサートがオランダでありました。木曜の夜にポーランドから家路につき、金曜日にリハーサル、週末自分のピアノを運んでのコンサートと、いつになく慌ただしい一週間でした。

タリア・アンサンブル コンサート

ワルシャワの教会

2016/01/21 オランダにも雪が降りました

オランダにも雪が降りました先日、ついにオランダにも僅かながら雪が降りました。その日の朝、演奏のお仕事があり、恐々と車の運転をしました。でも、久々に眩しい程の太陽が顔を出し、気持ちの良い日になり、家族でモニケンダムという場所にふらっと出かけました。ここは漁業で栄えた場所で、魚の燻製工場がたくさんありました。

オランダにも雪が降りました

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