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立ち寄った国々
スウェーデン／デンマーク
2003年6月25-28日まで、スウェーデンで開催されたIADR（International Association of Dental Research／国際歯科学研究会議）に行ってきました。
IADRというのは、歯科学術団体としては世界最大で、しかも権威のある組織といわれていて、世界中に会員がいます。
スウェーデンといえば南北に細長くて、半分以上が北極圏という国です。自動車メーカーのボルボがこの国ですね。寒そうですが、私が行った6月の終わりは、湿度も少なく快適で、観光にはとても良さそうです。北の方ではこの時期、白夜だそうです。学会はこの国の第二の都市であるイエテボリ（ヨーテボリ）で開催されました。
右の写真が私のポスター発表の様子です。ポスター発表というのは、研究論文の内容をポスターにして張り出しているようなものです。ポスター発表用の会場には、張り出されたポスターが整然と並び、参加者は関心のあるテーマの前で熱心にポスターに見入っていました。
発表者は決められた時間の間、自分のポスターの前に立ち、集まった人からの質疑応答を行います。
私は数人の歯科医師と共に研究したレーザー治療に関する発表をしました。歯科で使用しているレーザー機器は、レーザーを照射する先端の部分に石英かサファイアでできた部品を使用しています。それぞれの材質を使って歯を削った場合、どのくらいの使用時間でどれくらい減少するのかを比較・分析しました。レーザー治療は応用範囲がとても広く、まだまだ研究の余地がある分野です。
右の写真はスウェーデンの首都・ストックホルムの庁舎です。ノーベル賞受賞者の晩餐会と舞踏会が行われることでも有名ですね。とても美しい建物です。庁舎の中には入りませんでしたが、観光用のクルージングで海から拝見しました。ストックホルムではトナカイを食べました。おいしいのですが、ちょとクサい・・・
学会での発表も無事終わり、1泊だけアンデルセンの国・デンマークに立ち寄りました。スウェーデンとデンマークは海峡を挟んだ隣どうしの国です。時間が少なかったので観光というほどのことはできませんでしたが、世界的に有名なロイヤルコペンハーゲンに行ってみました。優雅な食器で有名ですね。見学した時はちょうど職人の女性がブルーフルーテッドというロイヤルコペンハーゲンを代表する青と白の模様をお皿に描いているところでした（左下の写真）。
ロイヤルコペンハーゲンの食器は高価なものが多く、大学講師の身分ではなかなか手が出ませんでしたが、せっかく行ったので思い切ってコーヒーカップを2つ購入しました。旅のおこづかいが無くなってしまいました。このコーヒーカップ、もったいなくてなかなか使えないでいます。
どちらの国も、歴史のある街並みと風格のある建築物がとても素晴らしい国でした。今回は学会が目的でしたので、都市部だけの訪問でしたが、スウェーデンなどは森と湖がたいへん美しいところだと聞きました。ぜひ観光だけでゆっくりと見て回りたいものです。
