インプラント治療を受ける方へ
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インプラント治療

治療を受ける方へ

治療を受ける方へ

インプラントは安定した長期予後が求められる治療として確立され、第3の歯として満足できるものと認知されつつあります。当クリニックでは、世界的に大きなシェアを誇るITIインプラント(スイス製)とカルシテックHAインプラント(アメリカ製)、さらにアンキロスインプラントとザイブインプラント(ドイツ製)を導入しています。 インプラント治療は噛める喜びを与えてくれる素晴らしい治療法ですが、外科的な処置を伴いますので、抜歯等の外科処置と同様にリスクゼロとはいえません。 下記に示します項目を御理解頂き、治療をお受けになって下さい。

  • インプラントはチタン製のフィクスチャー(人工歯根)を顎骨内に埋入し(1次手術)、フィクスチャーと骨が結合した時点で上部構造を装着し(2次手術)、咬合を回復する治療法です。1次手術から2次手術までは、状態によって2ヶ月~6ヶ月必要となります。 但し、骨造成を必要とする場合は、埋入前に数ヶ月お待ち頂くことがございます。
  • チタンはアレルギーが少なく、骨や生体との親和性に優れるものですが、体質によってなじまない方がいらっしゃるのも事実です。インプラントが骨と結合しなかった場合、除去せざるを得ない場合があることを御理解下さい。
  • 全ての手術で生じるわけではありませんが、埋伏智歯(親不知)を抜歯するのと同様に合併症(腫脹・疼痛・皮下出血・神経麻痺・上顎洞への炎症波及など)を生じることがございます。これらの合併症の生じるリスクについては、手術終了時点でしっかりとご説明申し上げます。
  • インプラントは正しく機能すれば、長く御使用頂けるものですが、あくまでも食事をするための道具であり、永久に保持される道具が存在しないのと同様、一生涯やり直す必要のないものではありません。

長期経過期間において生じうるトラブル

インプラント周囲炎
インプラント治療の普及にともない、インプラント周囲粘膜炎・周囲炎という新たな病態が生まれています。天然歯でいうところの歯周病と同じような状態です。インプラントを長持ちさせるには上部構造装着後が大切なのです。しっかりと定期検診を受診いただき、歯科衛生士によるメインテナンスを受けてください。 みなさん、治療終了当初は定期健診に通ってくださるのですが、数年経過してトラブルがないと安心されるのか、ハガキをお出ししてもご連絡をいただけない方が散見されるようになってきました。毎日使用する道具なので、ケアをしないと長持ちしなくなってしまいます。きちんと定期検診を受けましょう。
上部構造の破損・脱離
被せた上部構造は長期のうちには摩耗・破損してきます。 必要に応じて再製作することがございます。
人工歯根の破折
歯が破折することがあるようにインプラントも希に破折することがございます。歯ぎしりをされる患者さんはそのリスクは極端に高まります。破折した時には除去を前提としますが、場合によって、骨内にスリーピングすることもございます。
喫煙による予後不良
インプラントにはタバコ(ニコチン)はよくありません。 できるならば禁煙をお奨めします。
  • インプラントは天然歯よりも歯周病に掛かりやすいのが欠点と言われています。日々のブラッシングを基本としたお手入れが長持ちのポイントになります。また、過度の咬合力によって周囲の骨が急速に吸収されてしまうことがありますので、定期検診を受診して頂くようお願い致します。検診を怠った患者さん場合には責任を負いかねますので、ご注意下さい。
  • 定期検診を受診されていたにも関わらず、不快事項が生じた場合には責任をもって治療やリカバリーの対応をさせて頂きます。しかし、治療費に関しては使用年数に応じて、一部負担をお願いすることもありますので御了承下さい。但し、インプラントを除去しなければならない場合には、金属床義歯に変更させて頂くことがございますので御理解下さい。
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